不思議

野生のクジャクが現れて空に舞い上がった話

硬式野球チームで野球をやっていた13歳の頃に起きた出来事。

チームのグランドは荒川沿いの河川敷にあり、だいたいこんな感じ

グランドの周りは大人の背よりも高い2mほどの植物(ススキのような植物)で覆われている。

その日もいつも通り練習が終わり、グランド整備が終わり道具の片付けをしていた。

空には分厚い雲がかかりだして、夕立が降りだしそうな気配。

グランドから移動用のマイクロバスが置いてある駐車場までは歩いて5分。

駐車場までの道は背の高いススキに挟まれた一本道になっていて、大人3人が横に並んで歩けるぐらいの道幅。

コンクリートで舗装されているわけではなく、背の高いススキを刈って無理やり道を作ったという感じ。

雨に濡れたくないチームメイトや父兄は急いで荷物をまとめて駐車場へと急いだ。

ところが僕とデラ(仲の良いチームメイト)の2人は荷物をまとめるのが遅く、グランドに取り残されてしまった。

強めの大粒の雨が降り出した。

グローブやスパイクが入った重い荷物を肩に担ぎ、デラと2人で雨に濡れながら駐車場への道を歩き始めた。

すると、前方右側のススキがガサガサと音を立てた。

誰かが驚かそうと思って隠れているんだと思った次の瞬間、

ススキの間から現れたのは巨大なクジャクだった。

デラと2人、一瞬で思考停止。

だってここは東京。東京に野生のクジャクなんかいるわけない。

しかもデカイ。動物園で見たやつよりだいぶデカイ。

クジャクは2人の目の前で止まり真正面からこっちを見る。

あまりに突然の出来事だったことと、クジャクの迫力に圧倒されて言葉も出ない。

するとクジャクはブアッ!!と羽を広げた。

今度は羽をバサバサ羽ばたかせ始め、地面を蹴って宙に舞った。

そのまま物凄い勢いで空に昇っていき、長い尾を靡かせながら分厚い雲の中に消えていった。

目の前の出来事にあっけにとられる2人。

ダッシュで駐車場に向かい、興奮気味に今起きた出来事をみんなに伝えるも信じてもらえず。

よく考えたら全部おかしい。

東京に野生のクジャクはいない。

動物園から逃げ出したらニュースになるはず。(当時そんなニュースはなかった)

そもそもクジャクは雲を突き抜けるほど高く飛ばない。

でも2人で見てるから夢や幻じゃなくて現実。

それ以来そのクジャクには会ってないけど、またいつか会いたいなと思うのでした。

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